まず結論
花粉症の鼻づまりがある時期は、鼻の症状だけでなく朝の血圧にも目を向けておくと安心です。鼻づまりそのものが直接血圧を上げるとまでは言えませんが、口呼吸・いびき・眠りの浅さが重なると、翌朝の体調や血圧に影響することがあります。
さらに、一部の鼻炎用内服薬では、高血圧のある人が服用前に相談したほうがよい成分が含まれることがあります。花粉症の時期は、鼻・睡眠・血圧を別々にせず、一緒に見ていくのがポイントです。
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・花粉症の鼻づまりは、口呼吸やいびきで眠りの質を下げ、朝の血圧に影響することがあります
・鼻炎薬は自己判断で増やさず、成分表示や「相談すること」を確認するのが大切です
・息が止まると言われる、朝のだるさが強い、日中の眠気が続く場合は医療機関への相談を考えましょう
なぜ起こる?
アレルギー性鼻炎では、鼻づまりが睡眠の質の低下と関係しやすいことが知られています。鼻が詰まると、眠っている間に口呼吸になりやすく、いびきや中途覚醒が増えることがあります。厚生労働省の睡眠ガイドでも、睡眠に関連する症状が生活習慣の見直しでも続く場合は、睡眠障害が潜んでいる可能性があるとされています。
また、朝の血圧は家庭での記録がとても大切です。花粉症の時期だけ朝の数値が高めに出るなら、鼻づまり・眠りの質・使っている鼻炎薬も一緒に見ておくと、原因の切り分けがしやすくなります。
体の中で何が?
鼻づまりが強いと、睡眠中に鼻で呼吸しにくくなり、口呼吸に偏りやすくなります。すると、喉の乾燥やいびき、何度も浅く目が覚める状態につながることがあります。眠りが浅くなると、体は休みにくくなり、交感神経(体を緊張モードにする働き)が高まりやすくなります。
この状態が続くと、翌朝のだるさや頭の重さだけでなく、朝の血圧が高めに出る一因になることがあります。つまり、花粉症シーズンに「鼻づまり」「いびき」「朝の血圧上昇」が重なるのは、別々の悩みではなく、睡眠を介してつながっている可能性があります。
「いびき」と「花粉症」を別に考えないほうがよい理由
大きないびき、息が止まるような感じ、起きてもすっきりしない、昼間の眠気が強いといった症状は、睡眠時無呼吸のサインとしても知られています。もちろん、花粉症の鼻づまりがあるからといって、すべてが睡眠時無呼吸というわけではありません。
ただ、花粉症の時期だけいびきが強くなる人や、鼻づまりと一緒に夜中の目覚めが増える人は、朝の血圧の記録とあわせて様子を見る意味があります。
今日からできる工夫
花粉症の時期は、「鼻を楽にすること」と「朝の血圧を見える化すること」を同時に進めるのがコツです。完璧にやろうとせず、まずは1週間だけでも続けられる形にしましょう。
- 前:鼻炎薬を使う前に、パッケージや添付文書の「相談すること」を確認する。高血圧、心臓病、甲状腺機能障害などの記載がある場合は、自己判断で続けず医師・薬剤師・登録販売者に相談する。
- 中:夜は、鼻づまりの強さ、いびきの有無、夜中に目が覚めた回数、服用した鼻炎薬をざっくりメモする。日によって差があっても大丈夫です。
- 後:朝は起床後1時間以内・排尿後・朝食前・服薬前を目安に家庭血圧を測り、鼻づまりや口の渇き、朝のだるさも一緒に残す。
鼻炎薬で見たいのは「効き目」だけではありません
鼻炎用内服薬や、鼻づまりに効く成分を含む一部のかぜ薬では、服用前に高血圧の人が相談対象になるものがあります。製品によって成分は違うため、「鼻炎薬だから全部同じ」ではありません。
とくに、交感神経に働く成分を含む製品では、不眠、動悸、めまいなどの注意書きが追加されているものがあります。花粉症がつらい時期ほど、眠れないからと量を増やしたり、別のかぜ薬を重ねたりせず、パッケージの注意事項を確認しましょう。
・上腕式血圧計
┗ 花粉シーズンだけでも朝の数値を同じ条件で残せると、鼻づまりとの関係を見返しやすくなります。
・血圧手帳・記録ノート
┗ 血圧だけでなく、鼻づまり・いびき・服用した薬も一緒に書けると便利です。
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こんなメモがあると、あとで役立ちます
花粉症シーズンは、体調の波が大きくなりやすいので、次の4つだけでもメモしておくと役立ちます。
- 血圧:朝の家庭血圧
- 鼻症状:鼻づまりの強さ、口呼吸の感じ
- 睡眠:いびき、夜中の目覚め、朝のだるさ
- 薬:飲んだ鼻炎薬や点鼻薬の名前、飲んだ時間
「薬を飲んだ日は眠りが浅い」「鼻づまりが強い朝は血圧も高め」など、自分のパターンに気づきやすくなります。
家庭血圧が安定しない理由|朝夜でブレる原因チェック
□ 花粉症の時期だけでも朝の家庭血圧を1週間記録する
□ 鼻づまりの強さと口呼吸の感じをメモする
□ いびき・夜中の目覚め・朝のだるさを一緒に見る
□ 鼻炎薬の「相談すること」を確認する
□ 動悸や不眠が出たら自己判断で増量しない
よくある勘違いと注意点
- 「花粉症は鼻の問題だから血圧とは別」:鼻づまりで眠りの質が落ちると、朝の体調や血圧に影響することがあります。
- 「鼻炎薬は市販薬だから気にしなくてよい」:一部の内服薬では、高血圧の人が相談対象になることがあります。成分や注意事項の確認が大切です。
- 「朝の血圧が高いのは花粉の時期だけだから放置でよい」:一時的な変動もありますが、鼻づまり・いびき・だるさが続くなら、記録をとって受診時に相談しやすくしておくと安心です。
・朝の血圧が高い本当の理由5選 — 朝高血圧の全体像を整理したい方はこちら
・朝の血圧と睡眠の関係|いびき・夜間覚醒は要注意? — 睡眠とのつながりを詳しく知りたい方に
・朝の血圧が高い人の受診前メモ術|いびき・夜間覚醒はどう伝える? — 記録の残し方や受診前準備を知りたい方に
まとめ
1)花粉症の鼻づまりは、口呼吸やいびきで眠りの質を下げ、朝の血圧に影響することがあります。
2)鼻炎薬は「効くかどうか」だけでなく、成分表示や注意事項も確認することが大切です。
3)朝の血圧、鼻づまり、いびき、使った薬を一緒に記録すると、自分の傾向が見えやすくなります。
花粉症の時期こそ、「鼻」と「睡眠」と「血圧」をまとめて見るのが近道です。
1)上腕式血圧計 — 花粉シーズンの朝の数値を見える化しやすい
2)血圧手帳・記録ノート — 鼻症状と薬の記録を一緒に残しやすい
※商品は一例です。ご自身の生活スタイルや予算に合わせて比較・検討してください。
Q&A
Q1. 花粉症の鼻づまりだけで朝の血圧が高くなることはありますか?
鼻づまりだけが原因とまでは言えませんが、鼻づまりで眠りが浅くなったり、いびきや口呼吸が増えたりすると、朝の体調や血圧に影響することがあります。まずは数日〜1週間、家庭血圧と鼻症状を一緒に見てみましょう。
Q2. 鼻炎薬は高血圧があると使えませんか?
すべての鼻炎薬が当てはまるわけではありません。ただし、一部の内服薬では高血圧の人が服用前に相談するよう記載されています。自己判断で増量せず、迷うときは医師・薬剤師・登録販売者に確認するのが安心です。
出典
- 日本高血圧学会『家庭で血圧を測定しましょう』
- 厚生労働省(2023)『健康づくりのための睡眠ガイド2023』
- NHLBI, NIH(2025)『Sleep Apnea Symptoms』
- Craig TJ et al.(2004)『The correlation between allergic rhinitis and sleep disturbance』
- PMDA『使用上の注意改訂情報(平成15年8月8日指示分)』
本記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、個別の診断・治療に代わるものではありません。
症状が続く・急激に悪化する場合や不安が強い場合は、自己判断で対応を続けず医療機関を受診してください。
商品・サービスの利用により得られる効果には個人差があります。

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