家庭血圧が安定しない理由|朝夜でブレる原因チェック

季節と血圧

まず結論

家庭血圧が安定しない最大の理由は、測定条件が毎回そろっていないことにあります。
室温・測る時間・姿勢・カフ(腕帯)の巻き方が違うだけでも、数値は変動して見えることがあります。

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POINT
・血圧の“ブレ”=すぐ異常とは限らない
・室温・時間帯・姿勢・カフ位置がそろっていないと数値は変わりやすい
・高値が続く/症状がある場合は医療機関へ
薬剤師みやび
「昨日は130、今日は155…」と不安になりますよね。
まずは“異常かどうか”を考える前に、“測り方の条件”が毎回そろっているかを確認してみましょう。

なぜ起こる?

血圧は1日の中でも自然に変動します。朝は上がりやすく、夜は落ち着く傾向があります。
そのため、測る時間帯が違うだけでも差が出ることがあります。

体の中で何が?

血圧は自律神経(交感神経と副交感神経)のバランス、体温、活動量、ストレスなどの影響を受けます。
食後・入浴後・運動直後なども一時的に変動しやすく、条件がそろっていないと“ブレて見える”ことがあります。

JSH2025が示す「測定環境」の重要ポイント

日本高血圧学会の高血圧治療ガイドライン(JSH2025)では、家庭血圧を正しく評価するために
測定環境を整えることの重要性が示されています。

  • 室温は快適な範囲に保つ:特に冬場は寝室や脱衣所など寒い場所の温度を底上げすることが大切です。寒さにより交感神経が刺激され、血管が収縮し、一時的に血圧が上がりやすくなることがあります。
  • 起床後すぐに測らない:起きてすぐは血圧が上がりやすいため、排尿後に座って1〜2分安静にしてから測定することが推奨されています。
  • 毎回同じ条件で測る:同じ時間帯、同じ姿勢、同じ環境で測ることで、家庭血圧の傾向が把握しやすくなります。

つまり、「今日は高い」「昨日は低い」と見える背景には、
寒暖差や測定タイミングの違いが影響している可能性があります。

カフ(腕帯)の巻き方で数値は変わる

家庭血圧では、カフの位置や腕の高さがそろっていないと数値が変動しやすくなります。

  • 巻く位置:肘の内側から2〜3cm上に巻く
  • 素肌に直接巻く:厚手の服の上からは測らない
  • 腕の高さ:心臓と同じ高さを保つ
  • 締め具合:指1本入る程度の強さで、ゆるすぎない

巻き方が毎回違うだけでも、血圧が変わって見えることがあります。
特に「腕が下がっている」「服の上から巻いている」は、数値が高めに出る要因になりやすいとされています。

今日からできる工夫

「前・中・後」の3ステップで条件をそろえます。

  • 前:毎日同じ時間帯(朝は起床後1時間以内/夜は就寝前)に測る
  • 中:イスに座り1〜2分安静、会話をせず、腕を心臓の高さに保つ
  • 後:2回測って平均を記録する(良い数値だけ選ばない)

今日から続けやすくするためのアイテム例
・上腕式血圧計
 ┗ カフが巻きやすく、腕の位置を安定させやすいタイプがおすすめです。
・デジタル温湿度計
 ┗ 室温を可視化することで、寒暖差による変動に気づきやすくなります。

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選ぶときの要点:上腕式/適切なカフサイズ/記録機能。→

家庭血圧の正しい測り方を確認する
チェックリスト(数値がブレる人向け)
□ 測る時間は毎日ほぼ同じ
□ 測定前に1〜2分安静にしている
□ 会話せずに測っている
□ カフの位置が毎回同じ
□ 室温が極端に低くない

よくある勘違いと注意点

  • 「1回高かった=危険」:単発より“傾向”を見ることが大切です。
  • 「朝と夜が違う=異常」:時間帯による差は自然な変動の範囲内であることもあります。
  • 「低い日だけ記録する」:実態が分からなくなるため、両方残しましょう。
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朝の高血圧対策|起床1時間ルーティン
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冬だけ血圧が高いのはなぜ?
— 寒暖差との関係を知りたい方に

冬の家庭血圧の測り方
— 測定条件をさらに整えたい方へ

まとめ

まとめ
1)血圧のブレは珍しくない。
2)室温・時間・姿勢・カフ位置をそろえる。
3)単発ではなく“傾向”を見る。
測定条件を整えることが、家庭血圧を正しく理解する第一歩です。
まず整えておきたいアイテム
1)上腕式血圧計 — 巻きやすく安定しやすい
2)温湿度計 — 室温管理で数値のブレを減らす

Q&A

Q1. 朝と夜で20以上違うのは異常?
単発では判断できません。数日〜数週間の傾向で判断し、不安があれば医療機関に相談してください。

Q2. カフサイズが合っていないとどうなる?
腕の太さに合わないサイズでは、数値が高めまたは低めに出ることがあります。適切なサイズを確認しましょう。

出典

注意
本記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、個別の診断・治療に代わるものではありません。
症状が続く・急激に悪化する場合は、自己判断で対応を続けず医療機関を受診してください。
商品・サービスの利用により得られる効果には個人差があります。

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